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リーマンショックを的中させ巨万の富を得た後、ギリシャ危機も的中させ、米国金融界を驚かせたヘッジファンドマネージャー、「カイル・バス」について紹介します。

リーマンショック時には18か月で600%という驚異的なリターンをあげています。


最近はFANGなどIT銘柄の失速や、S&P500指数の低迷など・・・

相場の変わり目といいますか、リスクや今後の展開など、先が見えずらい相場となってきています。

当時絶好調だった市場の中で、カイル・バス氏がどうやってリーマンショックやギリシャ危機を予見し、的中させ、驚異的なリターンを出したのか?

こんな今だからこそ、彼の行動をもう一度振り返っていきたいと思います。


ちなみにカイル・バス氏本人は「ラッキーでした」「運も実力のうち。ということわざを信じている」と語っています。

「運」の要素ももちろんあったでしょうが・・・。

しかし当時のカイル・バスのとった行動を見ると、どうも運だけではないような気がします。


まずはリーマンショック当時のカイル・バス氏の行動を振り返ってみましょう。


2005年。当時はほぼ無利子で借金が可能でした。そして住宅価格はどんどん上昇を続けています。

カイル・バスは思いました「もし、この住宅価格の上昇が止まったらどうなるんだろう?」と・・


評論家は「所得と雇用が増加する結果、住宅価格もあがる。だから両方の増加が続く限り、住宅価格も当然上がり続ける」と言います。

またFRB(連邦準備制度理事会)に出向いたときには「まだ新米だからわからないだろうが、所得の増加が住宅価格を押し上げるのだ」と言われます。

どちらも一理あります。

カイル・バス氏の調査では確かに、過去50年間住宅価格の上昇率と平均所得の上昇率は完全に一致していました。

ところが過去4年間は、平均所得が1.5%しか上昇していないのに、住宅価格は8%も上昇していたのです。

このギャップを解消するには所得が約35%増加するか、住宅価格が30%下落するかしかありませんでした。





カイル・バスは調査の手を緩めません。


ウォール街の金融機関に片っ端から連絡します

「住宅価格の上昇が年率4%、2%、0%に下がった場合の資産モデルがあったら見せてほしい」

2006年6月のことです。

しかし、その想定をしていた企業は1社もありませんでした。本当に0でした。


そこでスイスの金融機関UBSに住宅価格が低迷したとの想定でモデルの作成を依頼します。

詳しい試算の内容は省略しますが、そのモデルをみて「もうおしまいだ」と話したと回想しています。

そしてカイル・バス氏は住宅価格下落に掛ける決断をします


(その時、歴史が動いた笑)


〇この話から私たちが得るべき教訓は2つ

1.周囲や権威のある人、評論家等に流されてはいけない。自分の意見が違っても自信を持つこと。

2.疑問やアイディアが思い浮かんだら、徹底的に調査すること


だと思います。

特に私も含めてですが、一般的な個人投資家の方で、各金融機関に片っ端から情報を聞いて回ったり、データが集まらなければ自分でどこかに試算を依頼するというような事まで行っている方は、少ないのではないのでしょうか?

カイル・バス氏の成功は、思い浮かんだ自分の疑問に対して、ネットで情報を集めたり、周りに聞いて終わりにせず、徹底的に調べるというのが大きなポイントだったように思えます。




余談ですが

運の要素、後付けバイアス当然あるとは思いますが、それを加味しても私には「勝つべくして勝った投資」ように思えます。

万が一、住宅価格が上昇しても損失コストは3%。100ドル投資して3ドルしかリスクがなかったことからみても、リスク管理の面からも勝率のかなり高い掛けだったと思います。

(でも当時はほとんどの人がこの投資をしませんでした。)


話は少しそれましたが、現在のような先行きが見えない時こそ、情報を徹底的に収集、分析してリスク管理していく必要があると思います

そして情報収集、分析、リスク管理に自信がない方、時間が割けない方にはETFなどのパッシブ投資という選択肢もあります。


りんりはカイル・バス程の情報収集・分析力がないので・・・笑。

これからもS&P500ETF(VOO)に投資をします。

「勝つべくして勝った投資だった」と私も将来胸を張って言えるように・・・笑。

これからもS&P500をコツコツ積立ていきます!




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